法人本部概要
経営理念
平和・人権・希望・連帯
平和なくして福祉はなく、あまねく人権を尊重することによって夢と希望が育ち、 私達はこれらを実現するため広範なネットワーク(連帯)を創ります。
- 憲法9条(戦争放棄、戦力の不保持)は第二次世界大戦の反省から生まれた国民の決意であり、 「二度と戦争はしない」という日本国民のアジアや世界の人々への約束でもある、この9条を大切にします。
- 憲法13条(個人の尊重、基本的人権の尊重)に規定されており、憲法の根幹をなしている。憲法が究極的にめざすものでもある。 個人の尊厳と人権の尊重(一人ひとりがその人らしく生きられる)はあらゆることの前提と考えています。
- 人間は希望なしには生きられません。子どもは社会の希望であり、未来です。
- 私たちはお互いに、また子どもたちの多様性を認め合い、それを前提にしてより良い保育、より良い社会をつくるために多くの人、地域の方々とつながっていきます。
法人本部の説明
創立 | 2005年8月17日 |
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所在地 | 兵庫県西宮市石在町16番25号 |
名称 | 社会福祉法人いちにわたけのこ会 |
法人の役員 |
理事7名、監事2名、評議員9名、評議員選任・解任委員3名
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理事長 | 稲垣 登 |
成り立ち
いちにわ家庭保育所(1971年開所)及びたけのこ家庭保育所(1975年開所)は、「産休明けから安心してこどもを預け、働くことのできる保育所を」との父母の願いから生まれました。
以後、利用者(保護者)と保育者が一体となって保育園を運営し、西宮の保育と保育運動の一翼を担ってきました。
この間、こどもや子育てを取り巻く状況が激変する中、家庭保育所としての限界および力を統一する必要性を痛感してきました。別々の道を歩んできた両家庭保育所が協力し、地域の子育てセンターになる 認可園を開園することを決意し、2003年9月28日今津公民館において、「みんなの認可園をつくり育てる会」を 立ち上げました。
西宮市や地域の皆様との討議を重ね、たくさんの人たちのご協力を得て、2005年8月17日に「社会福祉法人いちにわたけのこ会」が認可され、2006年5月16日「ゆめっこ保育園」の設置許可が認められ、年度途中の6月1日から開園、3年足らずで悲願を達成できました。
こどもたちが安心して自分の想いを出せる保育園、その想いをきちんと受け止め、 保育園大好き、と笑顔あふれる保育園にしていきたいと思います。 2018年4月1日には「ゆめっこわかば保育園」を開園することができました。感謝の念を忘れず新しい歴史の創造に向けて邁進していきます。
経営方針
1.次の4つのことのバランスを取りながら経営を進めていきます。
- ①子どもを主体にした保育 子どもを真ん中に保育者と保護者が協力して、子どもの最善の利益(国連子どもの権利条約)を考えて保育を進めます。
- ②保護者の働く権利を支える 憲法27条は「国民の働く権利一勤労権」を保障しています。このことを念頭に置いて保護者と協力して保育を進めていきます。
- ③働く職員の労働条件の向上 憲法28条は「労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権 一労働基本権」を保障しています。 働く職員の権利を尊重するとともに、より良い保育にはより良い労働環境が必要と考えています。
- ④法人経営の継続性の確保 社会福祉は継続性が前提です。法人経営の継続は上記3つのことを行う上での前提、基盤となります。
2.保育運動への取り組み
子どもを中心にしたより質の高い保育を進めていくためには、子どもの保育環境をよくすること、働く職員(保育士)の労働条件の向上が必要不可欠です。 このことを実現していくために社会に声を上げ、処遇の改善を行政や国に対して働きかけ、要求をしていくことが大事だと考えており、 他の法人、園、保護者、地域の方々と協力していきます。
3.地域への貢献活動に積極的に取り組みます
「地域の子育てセンター」をめざす方針を掲げており、「子育てのことならゆめっこに相談してみよう」と地域の人々から言われるような、 また地域社会のインフラ的存在として位置づけられ、評価される存在になりたいと考えております。 このことが職員の働き甲斐につながり、長期的には法人の経営を守っていくことだと考えております。